新公益連盟の少年院分科会が取り組んできた少年院の出院者へのインタビューによる調査結果をリリースいたしましす。


【報告書】
「少年院出院後の生活状況調査」(特定非営利活動法人新公益連盟少年院分科会)

【調査目的】
少年院出院後、再犯せず社会に留まる当事者の話を通じて、再犯する人としない人と の違いを考える。さらに、出院後の自立を難しくしている要因を明確化し、必要な仕組みづ くりに活用する。

【調査内容】
― 実施期間:2019年12月~2020年5月(対面9人、オンライン1人)
― 形式:当事者へのインタビュー(ひとりにつき概ね1時間半~3時間)
― 人数:10人(男性9人、女性1人)
― 年齢:20歳~41歳 入院理由:特殊詐欺、薬物使用・所持、集団暴走、危険運転致傷、過失致死 等 対象者:少年院への入院経験があり、成人後に再犯していない人(少年院に複数回入院した 人は含まれる)

【質問項目】
1.基本的な情報(年齢・性別・家庭の状況・生育歴等)
2.入院理由(非行の内容とその背景、逮捕された経緯)
3.入院中の経験のうち、その後の人生で役に立ったこと
4.出院後の生活ぶり(住環境、家族との関係、学歴・職歴等)
5.出院後に苦労したこと、現在困っていること
6.出院後に受け、助けになったサポート、欲しかったサポート
7.再犯せずにいられた「歯止め」は何だと思うか。


【本報告書に関する連絡先】
新公益連盟 少年院分科会
吉田雄人(NPO法人なんとかなる 共同代表) yyoshida@nan-toka-naru.net
工藤啓(認定NPO法人育て上げネット 理事長 工藤啓) kudo@sodateage.net