4月26日、株式会社リブセンスと特定非営利活動法人みんなのコードが、「世界と日本、東京と地方。 プログラミング教育の今とこれからを考えるトークセッション」と題し、プログラミング教育の現状と今後のあり方について考えるトークセッションを行いました。

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2020年の小学校プログラミング教育必修化を背景に、教育機関や自治体、家庭におけるプログラミング教育への関心は高まっていますが、学習塾やワークショップ等の教育機会の多くは都心部に集中しています。そんな中、リブセンスはITを活用した地域活性の取り組みの一環として、昨年末に拠点のある宮崎でプログラミングワークショップ「Hour of Code in 宮崎」を開催しました。



「Hour of Code」は米国・Code.orgが主唱し、みんなのコードが国内推進するプログラミング普及運動で、これまでに世界180 カ国以上、5億人(2018年4月現在)の子どもたちがプログラミングを体験してきました。一方、国内では教員のプログラミングに関するリテラシーの不足も課題となっており、みんなのコードは、教員にプログラミングの指導方法を研修する活動に取り組んできました。2017年にはGoogleとの連携を発表、2021年3月末までの3年間で全国に2,000人の指導教員を養成することを目指しています。

トークセッションには文部科学省からも登壇し、オーディエンスとして参加していた教育関係者や企業の社会貢献担当者、人事担当者などと活発な意見交換が行われました。IoTやビッグデータ、AI(人工知能)等による技術革新が進む中、IT人材の不足は深刻さを増しており、経済産業省の試算によると2030年には約59万人まで不足が拡大する見通し(※1)です。今後益々重要になる次世代のIT人材の育成に関しても、ソーシャルセクターと企業が連携を強めていくことが期待されます。

※1 経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」2016年:
http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.html